文学×カフェ×シャーマン=癒し
2023.06.30更新
霧島は大雨が降ったりやんだりの不思議なお天気。コロナ禍がまだ抜けきらないように、梅雨も最後のふんばりを見せています。紫陽花も盛りを過ぎても頑張るおばちゃんみたいな凛々しさ(笑)、月の舟の庭では、くちなしの花が咲き誇っています。
実は今日、朝から体調が悪くて、めまいがしたり、お腹の調子が良くなくて、朝早く、霧島神宮の茅の輪くぐりをする予定でしたけど、起きられなくて、ユタカ君だけ郵便局に月の舟通信約200通を出しに行きました。
月の舟は臨時休業、ということで、一日パジャマのまま過ごして、先程、よくやく元気が出て、カレーを作って、ユタカ君と食べて、テレビを観て、ガハガハ笑っていたら、さらに元気が出たので、こうしてブログを書き始めた次第。
さすがに疲れが出たのかなあ。昨夜は、島津重富荘でイタリア料理の古畑圭一朗シェフとフレンチの宮元伸一郎シェフのコラボディナー会があり、わたしも参加して、車で行きましたから、霧島の自宅に帰り着いたのが午後11時。帰り着くと、ユタカ君は、月の舟通信の袋詰め作業を黙々としておりました。ありがとう、ユタカ君。
わたしは、島津重富荘のカフェ・ド・マリーエさんで、9月から「紫式部日記を読む」講座を開催する予定で、その打ち合わせをするために、午後5時に重富荘着。打ち合わせは電話だけではいけない、というのが、わたしの持論なので、ちゃんと現場に行って、担当の方とお話をさせていただいて、今回もスムースに決まりました。
重富荘でのイベントにはよく行きますけど、今回も楽しかった。ユタカ君はこういうセレブな会が苦手なので(笑)、いつもひとりで行きますが、ひとりで行っても知り合いの方にいっぱい会うし、今回の料理は、やんちゃなふたりのシェフの創作料理で、とても楽しみました。
やはり、島津重富荘は好きだなあ。お料理も最高だけれど、わたしが月の舟ユートピアで抱いているイメージと重なる部分があります。本館があって、庭が綺麗で、別館がカジュアルで、みたいな。
もちろん規模は全く違いますけど、わたしは重富荘のおもてなしのスタイルをしっかり真似できるようにしたいな、と思いつつ、打ち合わせが終わってから、ロビーで「燃えあがる緑の木」を読み進めました。
いやあ、面白すぎる。8月27日(日)に開催の「大江健三郎シンポジウム」で、ベースにする予定の小説なので、司会のわたしもしっかりと読み込もうと準備中。わたしの大江ワールドは「雨の木を聴く女たち」あたりで止まっているから、さらに読み進めないとね。
「魂のこと」がしたい、というギー兄さん、両性具有のサッチャン、100年近くを生きたオーバー、四国の森で繰り広げられる物語は、とても興味深い。
この3月にシャーマンデビューしたきみちゃんにとって、「魂のこと」は自家薬籠中のテーマなので、サクサクと読み進めています。今日もベッドの中で、読み続けました。
7月2日の「きみこ源氏ひとり語り」の資料は、明日ギガファイルで送信しますね。あとコピーをして、スキャンして、という作業をユタカ君に頼みます。ZOOM参加の方、もう少しお待ちくださいね。
さて、いつものことですけど、この10日間、忙しかったなあ。そして、充実していたなあ。いつも素敵な方ばかりにお会いできて、とっても幸せなきみちゃん。愛情関係、友情関係は文句なしに世界一レベルです。
三女が父の日に、ということで、「燻製セット」を送ってきてくれました。富山の愛さんから名産の素麺が届き、明江さんのお葬式に献花をしたので、そのお礼にとニンジンジュースが届き、いつもいらしてくださる有馬さんからリンゴジュースにさくらんぼに美味しいスイーツが届き、幸せいっぱい。ありがたすぎます。
この一週間ほど、何だかいろいろと行事が重なって、いつもの倍くらいに動いていた気がします。夏至の日のZOOMお茶会(怜子さん主宰)、6月23日の日置市中央公民館での講演、6月27日が鹿児島県立短大の講義、そして昨日29日がディナー会。
もちろん、水曜日から日曜日までカフェは営業していますので、ランチの仕込み、買い物、メニュー作成、毎日、毎日、続きます。エンドレスで料理していますけど、何よりも嬉しいのは、お客様が美味しい、と完食してくださること。
そして、話が弾んで、本の話になったり、ちょっとしたヒーリングをしてさしあげたり、皆様、平均2時間以上の滞在で、月の舟でゆっくりしてくださいます。そして「癒されました」と言って、帰っていかれます。
ああ、カフェして良かったなあ、わたしのお役目ができて、良かったなあ、と思う瞬間。ユタカ君とふたり、続けられる限り続けて、ささやかな癒しの時間を提供していきたいと思います。
本格的なシャーマン活動も始まり、ご予約もいただき、真摯に対応させていただきますと、お客様のお顔が緩んで、新しい扉を開けたような爽やかさが漂い、こちらもやりがいがあります。
わたしの場合、言葉がじゃんじゃん降ってくるので、そのことをお伝えすると、その方の問題解決が速いように思います。
ちょうど夏至の日、夜9時から、REIKOさんのZOOMお茶会があり、わたしも参加しました。
REIKOさんは、きりしま月の舟2周年記念のときに、わざわざ大阪からお越しくださり、とても素晴らしいワークショップをしてくださいました。ヒーラーのちあき様の紹介でREIKOさんに繋がり、REIKOさん繋がりで、奄美のヒーラー&チャネラーの真理様に繋がって、わたしのシャーマン活動が始まりました。
思えば、2021年の冬至の日、やはりREIKOさんのZOOM交流会に初めて参加して、ハイアーセルフと繋がりましょう、と言われ、やってみたら、手のひらに今まで感じたことのない電気のようなものを感じて、感動して以来、わたしは宇宙のエネルギーの流れというもの、自分のシャーマン体質を信じるようになったのでした。
今回も素晴らしい内容のZOOMお茶会で、REIKOさんはいつだって本気で、上滑りの言葉など一切なく、真剣勝負のお話が続きます。お茶会という名目ですが、内容が濃くて、学びがいっぱいです。
今回は、陰と陽について学び、REIKOさん自身が「陰の存在だ」と言われます。陽が男性性、陰が女性性。女性性の在り方は、受容そのもの。
「きみこさんの波動が高まっている」と言っていただき、さらに「一歩引く」という愛の在り方を教えて頂きました。
ああ、なるほどなあ、と納得。そうそう、いやあなエネルギーを感じるときって、わたしが一歩前に出て、勝負をかけようとしている(笑)。「わたしの方が上よ」みたいな波動が出てると思う。
たまたま目にした小林正観さんの教えを解説するYouTube動画で、小林正観さんは98%がシータ波で、リラックス波動そのものらしい、というのを観て、ほほお、と気が付きました。
必要以上に頑張らない、緊張しない、なるようになるさ、あるがまま、そんな言葉が浮かんできます。
6月23日は、日置市中央公民館での生涯学習講座で講師を務めることになっていて、朝からフル回転でした。午前7時半に霧島の自宅を出て、美容院に行き、着付けの美紀子先生と待ち合わせをして、着物を着付けていただき、日置市の実家に寄り、お線香をあげて、弟嫁さんにお茶をご馳走になり、講演会場の公民館へ。
夏至からこの3日間、わたしは「一歩引く」とか「リラックス波動」というエネルギーに包まれていたおかげで、ものすごく落ち着いた気持ちで講義をすることができました。
もちろん、いつだってわたしの講座は面白くて、ためになる、日本一の講座なのですが、さらに一段とリラックスしてお話ができたので、我ながら最高の講義ができたな、と自分で自分に感動しています(笑)。
来年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の足がかりとしての講義でしたから、紫式部の源氏物語を解説していくつもりでしたが、どうも来年の大河ドラマの配役を観ていると、源氏物語は出てくる気配がなく、歴史上の人物たち、たとえば、藤原道長、道隆、道兼、兼家、伊周、隆家、定子、彰子、といった方々の配役が次々に決まっています。
たまたま隆家役の俳優さんが降板されたことで、皆様、関心がおありかと、その辺を話す段取りで、最初の予定を大幅に変更して、源氏物語のお話は半分にして講義しました。
系図を観ながら、ひとりひとりの人物像を想像していく方法、円融天皇、花山天皇、一条天皇、長徳の政変だの、歴史の苦手な方は聴いているだけではよくわからず大変だったか、と思うのですが、受講生の皆様、ご高齢な方もいっぱいおいでの生涯学習講座、ひとりも居眠りすることもなく、素晴らしい受講態度で、わたしの方が感動しました。
予定の時間をオーバーしましたけど(といっても、所定の時間内には終わっています)、皆様、最後までしっかりと聴講してくださって、ありがたく、嬉しく思いました。
日置市は、わたしの実家があるところですし、子育てをした土地でもありますので、お知り合いがいっぱい。40人ほどの受講生のうち、10人は元月の舟の講座生の方、実家の太陽ガスで働いてくださっていた方とか、子どもたちのPTAでご一緒した方とか、ほんと、ふるさと感満載の講座でした。
お水の差し入れをしてくださる真知子さん(先週16日に、妹さんとお友達と3人でランチにもいらしてくださいました)、ジャムのお土産を持参してくださった飯牟禮の方、ランチにご夫婦でいらしてくださって、この講座も受講してくださった方、屋久島でお世話になった田村さん、源氏物語講座のかつての受講生、橋口さん、植村さん、ありがたすぎて、感謝でいっぱい。
さらには、開けっ放しのドアの外から講義を聴いている人がいるなあ、と思っていたら、なんと、PTAでご一緒の崎山さんだったりして、館長さんまでが高校の同級生だし、講義のあとは、館長室で崎山さんも含めて、みんなで美味しいアイスコーヒーをご馳走になりました。
事務局の山口さんが「三嶽先生の講義が大好き」ということで、いつも呼んでいただいている日置市中央公民館での講座、美味しいアイスコーヒーも頂いて、嬉しい限り。
昔話に花が咲くこと!さらには、高校の同級生の館長さんも、わたしたちが子育てに夢中だった平成10年の頃は、教育委員会に館長さんも在籍していたことがわかり、ユタカ君がPTAの副会長時代、給食食器の問題、体育の帽子の問題、白い靴事件など、たくさんの問題を、保護者の皆様と一緒に活動したことが蘇りました。
いろんな活動をしてきた、この30年近く。文学講座、環境問題、子育て問題など、いっぱい勉強したおかげさまで、今があります。
そんなこんなで感動に包まれつつ、施設にいる母を訪ねました。元気そうで何より。わたしの着物姿を観て、「いいねえ」と言ってくれます。母のわたしのファッション批評は、このレベルでないと「合格」が出ないのです。
実家だから、とラフな格好で行くと、必ず叱られますからね。それが嫌でしょうがなかったけど、このレベルのファッションを保つ努力をしなさい、とのお達しだったんだな、と今は思えます。
普段着でも、講義の内容が良ければ、ということになりますし、わたしも忙しすぎるので、着物はなしにしようかな、と何度も頭をよぎりますけど、やはり、着物で講義をすると、場が締まりますから、がんばりましたし、美紀子先生にもいっぱい甘えました。
講義もよくできたけど、母に着物姿を見せられたことも、良かったな。それに母は、三女がプレゼントした服を着ていてくれて、それを見たのは初めてだったので、感動しまくり。ちょっとハイな気分だったので、運転手をしてくれているユタカ君に頼んで、天文館へ。
いやあ、車で天文館界隈に出たとたんに、知り合いだらけ。信号で止まっていると、東川隆太郎君のお父様と出会います。自転車に配達用のお酒を積んで、「やあ」とご挨拶。楽しすぎる。
かつての月の舟@天文館の近くのお花屋さんに寄ると、閉店間際ながら、中を見せてくださいます。さらには、お花屋さんを出たところで、また隆太郎パパに遭遇(笑)。
さらには、アボガドのお店「アリンコ」に寄ると、忙しい中を、店長の福島君が「なつかしいなあ、来てくださって、嬉しいなあ」といろいろとお話してくれます。そして、ゴルゴンゾーラとアボガドのピザ、焼アボガドの出し汁漬けが絶品で、きみちゃんは自分へのご褒美のワインがさらに美味しい。ユタカ君は運転手で飲めなかったけどね。
この焼きアボガドの出し汁漬けは、その後、月の舟ランチのメニューに組み入れ、大好評です。
ということで、27日は鹿児島県立短大の講義。交換ノート25冊分のコメント書きも毎週だけど、ほんと、交換ノートのおかげで、学生さんたちと魂の交流ができていると思います。しあわせトークも若い人ほどよく聴いてくれて、嬉しい限り。わたしの魂で知りえたことは全部、伝授していきたいわ。学生さんおひとりおひとりが限りなく愛おしい。
鹿児島県立短大の講義は、あと3回。今週から2回、鹿児島大学のゲスト講師として講義します。こちらは70人近くの受講なので、交換ノートはできませんが、若者に伝えたいことをしっかりと伝えていきますよ。
文学の知識はもちろんのこと、生き方、ものの考え方、いろんな角度からものを見るってこと、何よりも大切な「無条件に自分を愛する」ことをしっかりと伝えていきます。
文学をやっていて、良かった。人間の真実、弱さも含めて、わかることがいっぱいあるし、言葉を抵抗なく使えるって、わたしの才能のひとつだな、と思えます。子どもの時からたくさんの本を読んできた賜物かな。言葉の人なんだね、きみちゃんって。
カフェをやることで、母性としての料理を作ることができるようになったかな。カフェでの時間は、これまでわたしが生きてきたすべてが凝縮されるので、本、料理、会話、とたくさんの角度から、お客様を癒すことができると思う。
文学×カフェ×シャーマン=癒し。わたしは癒す人でありたい。癒すことが得意なはず。イケイケどんどんなきみちゃんもいいけど、自分も人も癒すことができたとき、わたしがわたしであるような気がします。65歳という年齢も、癒しにふさわしいのかも。
癒す、ということのなかには「知る」「わかる」という側面もあります。自分を知ることが最高の癒しなのです。自分を知る、そのことに到達できるように、女神きみちゃんはたくさんの方の背中を押していきますよ。
さあ、明日から7月。明日7月1日から、ユタカ君の古事記講座2クール目が始まります。前回の倍の受講生のお申込みがありました。まだまだご受講、お受けしますし、全30回ですので、ぜひお時間のある時に、古事記を勉強しにいらしてくださいね。霧島は、神話の里ですからね。お待ちしています。
明後日7月2日は、「きみこ源氏ひとり語り」。明石の姫君を取り上げます。3日はお休みで、4日が鹿児島県立短大の講義、5日が鹿児島大学の講義、6日が月の舟きよらクラスの源氏物語講義。いやあ、続くなあ。
こんなに仕事があるって、最高。月の舟ユートピア建設に向けて、ひとつずつ課題をクリアしていきます。
さあ、今日もそろそろ休んで、明日に備えましょ。できる限り、ブログを毎日書きたいと思いつつ、夜はバタンキュー状態なので、あまり無理しない程度に、こうして書いていきますね。
生きることがラクになるようなブログでありたいと思っています。今日も、長文のブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。また、お会いしましょう。
月の舟の古事記講座、源氏物語講座、8月27日の「大江健三郎シンポジウム」のお申込みも受け付けております。どうぞ奮ってご参加くださいませ。